モンスーン featuring シーラ・チャンドラ (1983)
Monsoon featuring Sheila Chandra



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ガラッ八:親分こんちは〜。 お、なんだか変わった音楽を聴いてますね。

親分:おう、よく来たな。 どうだい、これ。

 

:面白い音ですね、何すか、このペンペンいってるのは。

:これはインドの民族楽器、シタールの音。 それからポコポコいってるのはタブラ、インド太鼓だな。

:するってえとこれは、インドの音楽なんで?

:インド系イギリス人で16歳のシーラ・チャンドラをヴォーカルに据えて、1983年にイギリスで作られたアルバムだ。
  グループ名は「モンスーン」。 アルバムはこれ一枚しか残していない。

:1983年ですかい・・・それにしては、いま聴いてもずいぶん新鮮な感じですね。

:ある意味、早すぎたエスニック・アルバムかもしれないな。 でも当時も結構ヒットしたんだぜ。
  この”Ever So Lonely” (トラック6)はシングルカットされて、チャートでもいいところまで行ったと思うがなあ。

:アルバム1曲目の”Wings of Dawn”も、地平線の向こうにゆっくりと朝日が昇ってくるような、いい曲ですね。

 

:ビ−トルズの”Tommorw Never Knows”も、オリジナル以上にインドっぽい。
  だからこそかえってすんなり聴けるな。

 

:ヴォーカルの子、シーラ・チャンドラですか、素直で透明ないい声してますね。

:個人的に一番気に入ってるのがこの曲、"Third Eye and Tikka TV"だ。

 

:彼女は「モンスーン」解散後はソロとして活動している。
  ヒーリング/アンビエントっぽい、ちょっと前衛的な、独特の音楽世界を作り出している。
  乱暴に言えば、「インドっぽいエンヤ」みたいな感じかな。

:へえ、それも聴いてみたいですね。
  ところで、さっきから気になってるんですが、この臭い、なんですか?

:いやー、インドっぽい感じをだそうと思ってな、香を焚いてるつもりなんだが。

:香って・・・、これ、線香じゃないですか。

:これしかなかったんだから仕方ねえだろうが。

あと、そこに置いてある置き物は何なんで?

:いやー、インドっぽい感じをだそうと思ってな、本当は象の置き物がよかったんだが。

だからといって招き猫を並べることはないでしょーが、親分!! いったいどこがインドなんすかっ!!
  せめてこいつを飾りやしょう。 はい、信楽焼きのタヌキ
 
よけい妙じゃー!!


(06.1.24.)




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