林明子/こんとあき
(1989)
Amazon.co.jp : こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)
キツネのぬいぐるみ「こん」は、赤ちゃんだった「あき」のともだちとしてさきゅうまちのおばあちゃんのところからやって来た。
あきが大きくなるにつれ、こんはだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。
「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。
2人だけの冒険が始まった。
いま、たかまつしで、林明子・絵本原画展「絵本のひきだし」がひらかれています。
「きそのあばらや」くんは、おくさんとふたりでみにいきました。
林明子(1945〜)のえほんといえば、いまは県外のだいがくにいってるふたりのムスメがちいさいころ、
まいばんまいばん、くりかえしくりかえし、これでもかこれでもかと、ゆめでうなされるほどよまされたことを、
「きそのあばらや」くんはわすれることができません。
「はじめてのおつかい」 「あさえとちいさいいもうと」 「いもうとのにゅういん」 「きょうはなんのひ」 そしてさいこうけっさく 「こんとあき」
ほとんどのほんはいつのまにかおぼえてしまい、はんぶんねむりながらよめるようになりました、すごいですね。
そしてなんといっても林明子のかくこども(とくに女の子)のかわいらしいこと。
びっくりするほどムスメたちにそっくりでした(←オヤバカ)。
ムスメたちもなりきって、「ぎゅうにゅう、くださーい!」なんていってました。
「あさえとおんなじふくをかって〜」といわれたのはこまりました(なんとかごまかした)。
てんらんかいでは、なつかしのえほんの「げんが」をじっくりみられて、だいこうふんでした。
やっぱり「げんが」はちがいます。
いんさつではわかりにくい、こまかいタッチとかニュアンスってあるんですね。
なお「げんが」って、もっとおおきいのかとおもっていたら、えほんとおなじサイズだったのは「へえ〜」でした。
ほんものの「こん」(執筆時に著者が作ったぬいぐるみ)にもあえました。
「娘がお世話になりました」とおれいをいいました。
あたまのてっぺんがうすいおっさんですが、こんとあきといっしょにきねんさつえいもしました。
そのあと、はんばいコーナーでコレクターマインドがもえあがった「きそのあばらや」くんは、グッズやもってないえほんをかいあさりましたとさ。
よかったね!
かえってから林明子のほんをならべてみると・・・、うわこんなにあった(本日買った本も4冊ほどあり)。
ひさしぶりに「こんとあき」をよみかえして、なきそうになった「きそのあばらや」くんでした(←きもい)。
(2017.04.23.)