久石譲・監督「カルテット」
(2000年)



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<ストーリー>
腕前に絶大な自信を持つヴァイオリン専攻の音大生・相葉明夫はソリスト志望。
大学卒業に必要な単位をもらう条件で、不本意ながらカルテットを組みコンクールに臨むも散々な結果に終わった。
それから3年の歳月が過ぎた。
地方の交響楽団でコンサートマスターを務めていた明夫だが、突然の団の解散で失業。
そして、かつてカルテットを組んだ仲間たちも、それぞれに問題を抱えていた。
4人は再結成し、ふたたびコンクールをめざすが・・・。


2013年が終わり、2014年が幕を開けました。

我が家にはいつの頃からか、大晦日に刺身の盛り合わせをむさぼり食う風習があります。
近所に腕の良い魚屋がありまして、そこに予算を伝えておくと、立派な盛り合わせを作ってくれます。
それを家族全員で奪いあ・・・もとい、分けあって食べます。
娘たちが年々よく食べるようになってきて、今回はあっと言う間になくなりました。
来年は量を増やさなきゃ(よ、予算が・・・)。

さて、ここ香川県は別名うどん県、年越しそばならぬ年越しうどんを食べる人が多いことで知られています。
しかし我が家は、生粋の香川県民ではないこともあり、そばで年を越します。

うどんは昨日もおとといも食べましたしね(←きっちりうどん県に染まっている)。

というわけで、本年もよろしくお願いいたします。


大晦日、紅白歌合戦の前に観たDVDです。

 「カルテット」 久石譲・監督 (2000年)

有名人気作曲家・久石譲が、監督として映画を撮っていたとは最近まで知りませんでした。
得意の「音楽」をテーマにした作品であり、初監督作品とは思えないほど隅々まで丁寧に作られています。

とはいえストーリー展開は想定の範囲内で意外性ゼロだし、ツッコミどころも多数。
浜辺で弦楽器を弾くとか(塩で楽器がやられる)、プロオケでコンサートマスターが演奏を途中で投げ出すとか(絶句)、
父が作ったオリジナル曲でコンクールに出るとか(普通は課題曲がある)・・・。

もちろん久石譲は音大出なので、わかってやっているはず。
「ありえんでしょう!」とツッコミながら楽しく鑑賞するのが正しい態度でしょう。

特筆すべきは、作中で使われる音楽が、すべて久石譲のオリジナルであること。
クラシック音楽の世界を描きながら、既存の曲を一切用いないという離れ業に挑戦しています。
それであまり違和感を感じさせないのですから、かなり凄いことを成し遂げていると思います。
それだけ久石譲の音楽が素晴らしい、ということなのでしょう。
久石譲は「これまでは映像に音楽をつけてきたが、今回は音楽に映像をつけてみた」と語っています。
プロモーション・ヴィデオみたいなものってことでしょうか。

それだけに演奏シーンはかっこいい。
チェロの久木田薫は自身チェリストであり本当に演奏しています。
ヴァイオリンの袴田吉彦桜井幸子、ヴィオラの大森南朋は演技ですが、
かなり練習したようで、演奏姿が見事に決まっています。

この映画、残念ながらそれほどヒットしなかったようですが、自分としてはなかなか楽しみました。

 久石譲:弦楽四重奏曲(サウンドトラックより)
 

(2014.1.1.)

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