ダヴィドフ/チェロ協奏曲第1&2番 ほか
(マリナ・タラソヴァ:チェロ コンスタンチン・クリメッツ指揮 ダヴィドフ交響楽団)




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少し前からチェロを練習しているのですが、
最近音がおかしいのです。
なんだかビリつくのです。

家族に言うと、「もともと変な音だよ」「それ以前に音程なってない」「そろそろ諦めたら」
と、親身な言葉が返ってきますが、
「いや、やはりこれはおかしい、下手くそなのは認めるけど、やっぱり変だ」
と思って、チェロの先生に診てもらうと、あっさり原因判明。

「指板がネックから浮いて、隙間があいてますよ」
いわれてみれば、そのとおりでした。
やっぱりチェロはチェロ屋ですね〜。

原因はわかりましたが、田舎なので修理もひと苦労。
弦楽器を修理してくれるところ、近くにないのです。
チェロの先生に聞くと、車で40分ほどのところにある楽器屋さんに来月中旬に職人さんが出張して来るというので、修理を予約しました。

これから二週間のうちに、楽器が分解しないよう祈るしかありません・・・。


さて、今日聴いているのは、ロシアの作曲家&チェリスト、カール・ダヴィドフ(1838〜1889)のチェロ協奏曲集
チャイコフスキーより2歳年長で、親しい友人でもありました。

4曲あるチェロ協奏曲のうち、このCDには第1番と第2番が収められています。
なるほど、チャイコフスキーっぽい、というかチャイコフスキーからアクを抜いたみたい。
ロシアっぽさも薄く、むしろサン=サーンスとかメンデルスゾーンのような優雅で軽快な曲調。
いわゆる「サロン協奏曲」というのでしょうか(←そんな言葉はない?)、ロマンティックで美しくて、手堅くまとまっているけど、インパクトに欠ける気がします。

 ダヴィドフ/チェロ協奏曲第1番
 

もちろんダヴィドフは素晴らしい演奏家でもあり、サンクトペテルブルグ音楽院のチェロ教授をつとめました。
チャイコフスキーは彼を、「チェロ界の帝王」と呼んだそうです。
そこまで言うなら、ダヴィドフに捧げたチェロ協奏曲を書いてほしかったぞ!
もっともダヴィドフ自身が4曲も書いたので、チャイコフスキーは
「ボクが書くまでもないね、こりゃ」と遠慮したのかな・・・?

余白にはチェロとピアノのための小品が7曲おさめられています。
協奏曲よりもむしろこちらのほうが、お洒落で華やかな曲が多く、聴いて楽しいような気が。

 ダヴィドフ「泉にて」
 

なお、ダヴィドフが使っていたチェロは、名器ストラディヴァリウス
その後、ジャクリーヌ・デュ・プレが使い、現在はヨー・ヨー・マが弾いているそうです。
歴史がつながっているんですね・・・。

(10.10.31.)


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