Capercaillie/Crosswinds (1987)


Amazon.co.jp : Crosswinds


スコットランドのトラディショナル・グループ、カパーケリー(Capercaillie)のセカンド・アルバム。
このグループ名をはじめて聞いたとき、河童が何かに蹴りを入れている姿を思い浮かべてしまった私は、
自らのオヤジギャグ体質の底知れなさに戦慄したものです。
「カパーケリー」とは実はスコットランドに生息する雷鳥の一種らしいです。

これはスコットランドに伝わるトラディショナル曲を集めたアルバムで、歌ものと器楽曲がほぼ交互に配置されます。
ヴォーカルのカレン・マシスンは、「女神の声」と呼びたくなるほどの美声を誇る人。
スコットランドに古くから伝わるゲーリック語で歌うので、内容はさっぱりわかりませんが、
英語で歌われたとしてもどうせわからないので良いのであります。
インストルメンタル曲でのバンドのテクニックは水際立ち、アレンジも巧みです。
ただ、繰り返される急速フレーズのしつこさに、ときどき「キーッ!」と言いたくなるのは内緒です。

ドーナル・ラニーをプロデュースに迎えたサード・アルバム「Sidewaulk」(1989)が彼らの最高傑作といわれていますが、
私はこの「Crosswinds」が好き。
トラック1の「Puirt a Beul / Snug in a Blanket」が、脳のシワの奥深く刷り込まれてしまったためと思われます。
この曲はマウス・ミュージック(バグパイプを真似たいわゆる口三味線)を巧みにアレンジしたもので云々・・・
と言ってる私もよくわかっていませんが、とにかくこれ1曲でカパーケリーに惚れこんでしまったのです。

 

90年代に入り、カパーケリーはポップス/ロック色を強めたり、エスニックな要素を取り入れたり、音楽的な幅を広げてゆきますが、
2002年のライヴ・アルバム Live in Concert では再びトラッド路線に回帰しているようで、個人的には喜ばしかったりします。
(05.11.15.)


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