島袋全優/腸よ鼻よ 1
(KADOKAWA 2019)



Amazon : 腸よ鼻よ 01


漫画家を夢見るティーンエイジャー島袋全優は、原稿描きとバイトに明け暮れていた。
でもなぜか最近トイレに行くたび便器が血まみれ状態に。
病院で腸炎として治療されるも回復せず、大腸内視鏡検査を受けてみると難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」の診断が!
片手にGペン、片手に点滴を携えた漫画家兼エキスパート患者が実体験をもとに明るく描く奇跡のギャグコミックエッセイ。


楽しみに読んできたウェブ連載がついに単行本化!
まあ闘病記なので「楽しみ」というのはちょっと気が引けますが、滅茶苦茶オモロイんだからしょうがないじゃないですか。

 島袋全優/腸よ鼻よ

病気の名は潰瘍性大腸炎、19歳で発病、診断が遅れたこともあり重症化してしまいます。
しかしめげずに病気をネタに明るくハイテンションな闘病漫画を執筆。

おかげさまで潰瘍性大腸炎についてちょっと詳しくなりました。
でもクローン病とどう違うのかよくわかりません。

なおストレスは潰瘍性大腸炎の悪化要因だそうです。
漫画家って仕事、「締めきり」に追われますよね・・・大丈夫なんだろうかと心配です。

 

でもハンパなく面白いので、無理せず頑張ってほしいです(←いちばん無責任な励まし方)。
作中でも張り切って描いては体調崩して入院と言うパターンがひんぱんに出てくるんですよ・・・(身体張ってるなあ)。

 

このサイトで無料で読めます。
   ↓
 GANMA!(ガンマ!)

でも著者のために単行本も買いましょう!
理不尽で辛い現実をギャグに落とし込んで笑い飛ばす力技、心から尊敬します。
なお連載はよく「取材のため休載」しますが、この漫画では「取材」とは「入院」を意味します(まあたしかにネタの宝庫でしょうが・・・)。

第1巻はまだ序章といった感じ、この作品、大長編になるかも知れません。

 

む、無理しないでください・・・。

(2019.09.21.)

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