ブルッフ/クラリネットとヴィオラのための協奏曲
クラリネットとヴィオラとピアノのための8つの小品
ほか



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「うどん王国」と呼ばれる讃岐の国・香川県に住んでおります。
なにしろ信号機よりもうどん屋が多い、と言われるくらいで(ホントか?)、おいしい店がたくさんあります。

そのなかで、職場近くに昔からあるお気に入りの一軒
宣伝してないせいか観光客は少なく、主に地元民で賑わっている小汚い店です。
なお香川では美味しいうどん屋はたいてい小汚いことになっております。

この店は「ジャンボうどん」(うどん4玉入り)を2杯食べたら無料3杯食べたら1年間顔パスで食べ放題、という企画を昔からやっております。
職場の同僚女性は、十数年前(高校生のころ)ソフトボールの部活帰りにこの店を襲撃、
見事ジャンボ2杯完食したところ、店の壁に大きく名前を貼りだされて死ぬほど恥ずかしかったそうです。
ちなみにスリムで小柄な人です。

さて、先日の昼のこと、この店で「釜上げうどん大」(2玉)を食べておりますと、隣のテーブルに座った大学生とおぼしき男子3人組のひとりが、

 「ジャンボ2杯挑戦します!」

おお、やるのかキミ! 頑張れ!
と、心の中でエールを送りながら見物しておりました。
一杯目は問題なく終了しましたが、2杯目の半分くらいからガクンとペースが落ちて、
挑戦者は腕を組んで虚空を見つめ大きくため息をついたり、なぜか左手のこぶしを握ったり開いたり。
時間制限(20分)までに食べられるかどうか、微妙なところ。
最後まで見届けたかったのですが、私の昼休みの制限時間のほうが迫ってきたため、後ろ髪を引かれる思いで店を後にしました。

どうなったかなあ、彼・・・。
気になります。


さて、今日のエントリーは、うどんとはきっぱり関係なくて、最近気に入っている、

ブルッフ
「クラリネットとヴィオラのための協奏曲 作品88」です。

ブルッフといえば、「ヴァイオリン協奏曲第1番」が有名ですが、あとは「スコットランド幻想曲」と「コル・ニドライ」が聴かれるくらいかな。
言うては何ですが地味な作曲家さんです。

そういう人が書いた、クラリネットヴィオラのための協奏曲。
こりゃまた地味です〜、でも渋いです、好みです、絶品です。
深みのある音色で歌いかわされる美しいメロディの数々。

第1楽章冒頭、ヴィオラに登場する決然とした主題の魅力的なこと。
クラリネットも包容力たっぷりの音色で暖かく包み込むような音楽を紡ぎます。
哀愁の中にもやわらかい抒情を感じさせるアンダンテ・コン・モート。

 

第2楽章は、アレグロ・モデラートなのになんだかのんびりしています。  
春の陽だまりの中で暖かくまどろんでいるような気分。

ファンファーレで幕を開ける第3楽章アレグロ・モルトは、さすがに賑やかですが、それでも節度ある華やぎ。
決して羽目をはずすことのない、落ち着いた響きは、
やはりふたつの独奏楽器の音色によるところが大きいですね。


押しつけがましくない、平穏なたたずまいが魅力の協奏曲。
「オレがオレが!」と大見得を切るような協奏曲を聴きなれた耳には、じつに新鮮に響きます。

うどんを食べすぎたあとの胃もたれにも効くかもしれませんね(←効かない)

(10.4.5.)



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