ドン・プーレン&ジョージ・アダムス・カルテット/ブレイクスルー(1986)
Don Pullen & George Adams Quartet/BREAKTHROUGH
Amazon : Breakthrough
昨夜は台風襲来で、激しい風と雨の音をBGMに眠りにつきました。
夢の中でメイちゃんが「おとーさん、おうちボロだからつぶれちゃうよ」と言ってました。
今朝起きると幸い家はつぶれてなくて、おおこれぞ台風一過、カラッと晴れてサワヤカ上天気ではないですか。
風はまだちょっと強いけど、かえって涼しくて気持ち良いです。
なぜか突然に聴きたくなったのが、ドン・プーレン&ジョージ・アダムス・カルテットの"Song From the Old Country"
1986年のアルバム"BREAKTHROUGH"に入っているはず。
わがCD収納庫、別名「魔窟」を探索すること約20分、ようやく探し当てました。
Song From the Old Country
晴れた休日にふさわしいラテン・テイストのジャズナンバー。
ジョージ・アダムスのアルト・サックス、ドン・プーレンのピアノ、どちらも素晴らしいですが、
とくにピアノソロのブチ切れ熱狂パフォーマンスは、初めて聴いたとき「なにこれスゴイ!」と大興奮したもの。
まるで鍵盤上の空中戦、音の奔流が渦を巻いてます。
アルトサックスがなだめるように引き継ぎますが、これもだんだん盛り上がって、いやあノレるわあ。
ベースのセンスの良いソロ(キャメロン・ブラウン)があり、テーマに戻って終わります。
もう35年も前の曲なんだなあ・・・多分数百回は聴いてると思います、いやホント。
カセットテープ(←死語)にダビング(←死語)したこのアルバムを流しながら、昭和の田舎道を爆走したもんですよ。
この人たちのアルバムはこれしか持ってなくて、じつはどういう人たちなのかもよく知らないのですがまあいいか。
ほかの曲も、軽快でのびやかで超絶技巧炸裂、確かな技術に裏打ちされた変化に富んだ演奏を堪能できます。
とくにプーレンのピアノはアヴァンギャルドでお洒落で刺激的、ほとんど現代音楽と言ってもいい過激さが楽しいです。
Just Foolin' Around
(炸裂するピアノ! ダニー・リッチモンドのドラムソロも聴きもの)
(2021.09.18.)