イザベル・アンテナ/HOPING FOR LOVE 
(愛にエスポワール)
(1986)


Amazon.co.jp : 愛にエスポワール

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80年代にオシャレな「カフェバー(死語)」などで人気のあった、クレプスキュールというベルギーのレコード・レーベルがございました。

そのレーベルを代表するアーティスト、イザベル・アンテナのセカンド・アルバム「愛にエスポワール」です。 
「クレプスキュール(黄昏)の歌姫」などと呼ばれていましたっけ。

サウンド的にはライト・ボサノヴァ・ジャズで、すべてオリジナル曲。 
なんとも涼しげ。 真夏の昼下がりに、抑えた音量で流すと、とても良い雰囲気。
歌詞はフランス語なので意味はさっぱり分かりませんが、とにかくアンニュイエスポワールな世界がめくるめいてます。

今回久しぶりに聴いて、まず20年近く前の作品であることに思わずめまいが。
「・・・僕たちはずいぶん遠いところまで来てしまったね、イザベル」
と、ジャケットに向かって話しかけてしまいました(←危ない奴)
20年前といえば、徳島県に住んでいたなあ・・・今は香川県在住です(どこが遠くやねん!!・・・って、いや、そういう意味じゃなくて)

それにしてもこういう音楽は古びませんね、今聞いても全然大丈夫。
ボサノヴァや軽いジャズがお好きな方には自信を持っておすすめです。

  Le poisson des mers du sud
 

原題は"HOPING FOR LOVE"
「愛にエスポワール」という邦題ですが、「espoir」「希望」という意味ですから翻訳としては正しいですね。
ただ、英語の原題をわざわざフランス語に訳して邦題にしているという・・・ややこしいな(?)。
フランス人アーティストのアルバムの原題が英語ってのも珍しいかもしれませんね。

(05.07.05.記)

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